Ken's Guitar Labo

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カテゴリ:名曲&名盤紹介 > POP & ROCK


 「こんなギター聴いたことがない!」
 Suedeのファーストアルバム「
Suede」を聴いた時、大きな衝撃を受けた。伴奏であるはずのギターがボーカルと共に歌いまくっており、時にはボーカルをしのぐほどの輝きを放っているのである。しかもボーカルとギターは別々のメロディーを奏でながらもお互いに絡みつき美しい曲を作り上げているのである。ギブソンES-355から放たれる甘いサウンドと相まって非常に艶っぽく妖しい魅力を放っている。

 この魅力的なギターを聴かせてくれた
ギタリスト、バーナード・バトラーはSuedeの2ndアルバム完成間近に脱退してしまう。その後もユニット、ソロ活動、さらにSuedeのボーカル、ブレット・アンダーソンと結成した新バンドThe Tearsなどで素晴らしい曲とギターを聴かせてくれた。だがギターの艶っぽさという点においてはSuedeのファーストアルバムが最高だったのではないかと思う。その中でも1曲目の「so young」のインパクトは凄かった。そして今あらためて聞いても輝きは失われていない。

 現在
バーナード・バトラーはプロデュース業で成功し、それに専念するとしてギタリストとしては活動していない。本当に冗談はよしてくれと言いたい。彼が弾かなかったら誰があのギタープレイを聴かせてくれるというのだ。ぜひギタリストとしての彼をまた見たいものである。

so young  tab譜


「世界で最高のバンド」ーカート・コバーン(ニルバーナ)
「世界で二番目に最高なバンド」ーリアム・ギャラガー(オアシス)

 このように大物2人に絶賛されたバンドをご存じだろうか?
(ちなみにリアムが世界で一番目に最高なバンドに選んだのは自身のバンド、オアシスであった)そう、そのバンドこそがTeenage Fanclubである。

 Teenage Fanclubが結成されてからおよそ30年、その間には様々な音楽が流行しました。しかしこのバンドは流行には目もくれず良質なギターポップだけを書き続けてきたのです。この「Radio」という曲も彼らの音楽の魅力を凝縮したような曲です。激しいギターのディストーションサウンドと組み合わせられる温かな歌のメロディーと美しいコーラスは彼らならではでしょう。

 活動期間30年と十分ベテランのバンドなのですがプロフェッショナルっぽくはなく、普通のオジサンたちが集まってやっている感じが逆に良いなと感じます。ポーズを付けずに出てきた音楽を素直にやるというのは意外に難しいことです。しかしそれをやってきたのがTeenage Fanclubなのです。彼らにはぜひこれからもこのスタンスでやっていってもらいたいですね。

Radio / Teenage Fanclub コード譜

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