Ken's Guitar Labo

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カテゴリ:名曲&名盤紹介 > HR / HM


 テスラというバンドをご存じだろうか?80年代のLAメタルムーブメントの時に登場したバンドなのだがLAメタル臭さはあまり感じない。今聞いても「過去の産物」という感じはなく普通に聴けるのはクオリティの高さのゆえか?

 キーボード無しでツインギターという構成でギターファンには見どころが多いバンドである。本作のギターソロは二人のギタリストが交互にスピーディーなメロディを展開し、ギターファンにはたまらない。こういう曲を聴くと本当にツインギターのバンドをうらやましく思う。

 ちなみにテスラは一度解散しているのだが2000年に再結成を果たしている。ぜひまたこういうスリリングな展開の曲を書いてもらいたいものである。





 メタリカは初期のころからメタルファンの間では人気のバンドであり良曲も多かった。しかし4枚目のアルバム「メタルジャスティス」は問題作であった。変拍子の多用、大作指向(表題作は10分近くあった)など挑戦的で複雑な曲が並んだアルバムであった。
 「ヘヴィメタル史上最も偉大なアルバム」と絶賛する声がある一方、「観客の皆が浮かない顔をしていた」とリードギタリスト、カーク・ハメットは認めている。また、メンバー自身も曲の複雑なアレンジにうんざりしていたという。

 そして、劇的な変化を遂げた5作目のアルバム、通称「ブラックアルバム」が発表される。シンプルでコンパクトでキャッチーでありながらヘヴィさも失っていません。

▲演奏は0:47~
 そんなブラックアルバムの特徴を凝縮させているのがこの「Enter Sandman」である。今聴いても抜群にカッコいいのである。

 ブラックアルバムは発売初週に65万枚以上を売り上げ、全米だけで販売枚数が1600万枚を超えるなど、この四半世紀で最も売れたアルバムである。この売り上げはメタルファンだけで成し遂げられる数字ではないだろう。幅広い音楽ファンが支持したのである。


 こんなカッコイイ「Enter Sandman」であるがギターの難易度はそれほど高くない。気に入った方はぜひ挑戦してみて欲しい。




 


 私はこの曲が大好きで、サビのところに来ると無意識にこぶしを握ってしまう。そう、この曲には演歌のコブシに近いフィーリングがある気がするのだ。この曲を表すためによく使われる言葉は 「ブルージー」 「哀愁」 「泣き」 などであるのだが、何かもう一つしっくりこない。やはり演歌のコブシが一番近い気がする。だから日本人の私にもしっくりくるのだろうか?
 私はこういうHRが大好きなので他にも似たフィーリングの曲はないかと色々探したのだがなかなかないのだ。あえて言えばWhitesnakeのFool For Your Loving、MSGのTHIS NIGHT IS GONNA LAST FOREVERが近い気がする。誰か演歌的フィーリングを持ったオススメHRを知っている方はぜひコメント欄にお願いいたします。

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