Ken's Guitar Labo

ギタリストのための情報サイト 奏法、メンテナンス、名曲&名盤紹介、”演奏してみた”などを紹介していきます。

カテゴリ:名曲&名盤紹介 > J-POP


 このスピカというバンド、結成はロサンゼルスの音楽専門学校でだというのだがアメリカンな感じは全然しない。それもそのはずで「アメリカに留学したことによって、改めて日本語の繊細さ、日本人が持つ繊細なメロディ感に心を奪われ」たのだという。

 確かにこの「線香花火」を聴いていると日本の夏の夕暮れ時の匂いがしてくる。夏の思い出があれこれと思いだされる。そして夏は毎年やってくるけど今年の夏のこの瞬間は今だけなんだな、というセンチメンタルな気持ちになってくる。間違いなく素晴らしい曲だと思う。

 しかしながらこの曲、残念ながらセールス的にはパッとせず、バンド自体の知名度も低い。なぜだ!?なぜなんだ!?こんな良い曲なのに!

 スピカは2011年2月25日、無期限の活動休止をしてしまった。ただ、ボーカルの中嶋康孝が本格的にソロ活動している。そちらの方のアルバムにもこの「線香花火」はバージョン違いで収録されている。中嶋氏にとってもこの曲はお気に入りなのであろう。

 日本の夏にピッタリな「線香花火」みなさんもぜひ!


「バンドを組んだら自動的にCDが出るものだと思ってた」
 サニーデイサービスのVo/G、曽我部恵一はそう語った。普通の人ならばプロデビューしてCDを出せるようになるにはどうしたらよいかと色々と考えそうなものであるが、彼の頭の中では面倒な部分は全部はしょられていたのである。やはり天才というのはぶっ飛んでいるのである。

 しかしサニーデイサービスの曲を実際に聴いてみると「こりゃあ
自動的にCDが出ちゃうかもね」と妙に納得してしまう。この非凡な才能を世の中が放っとくはずがないからである。

 「忘れてしまおう」は3rdアルバム「愛と笑いの夜」のオープニングナンバーである。この頃の
曽我部恵一の創作意欲はすさまじく、アルバム収録曲10曲をわずか1週間で書き上げたという。(!)

 ちょうどこの頃、曽我部氏は付き合っていた彼女と別れたそうで、このアルバム全体に影響を与えている。特にこの
「忘れてしまおう」はシリアスで重たい緊張感に包まれており、歌詞も失恋した男が忘れてしまおうと誓う内容である。非常に文学的でありながら"伝わる”歌詞であり、一度でも失恋したことがある者ならグッとくるはずである。シンプルながら歌詞の世界観を見事に表現した演奏も素晴らしい。
 
 この3rdアルバムは他の曲も全てが素晴らしい名盤であった。しかしこのわずか半年ほど後にはあの4thアルバム「サニーデイサービス」をリリースしているのである。音楽史に残る名盤2枚を短期間に生み出したのだ。やはりまぎれもなく天才なのである。


 ちなみにこの曲はカポタストさえ持っていればバレーコード無しで弾き語りできる。ぜひ弾いてみてもらいたい

忘れてしまおう/サニーデイサービス コード譜
 


 この「さよならはさよなら」はPVが凄くてなんと松坂桃李やスピードワゴン井戸田潤佐々木希らが出演している。PVの内容はというと「別れた彼女を忘れられない男のピュアで真っ直ぐな想いを歌った等身大のラブソングをイケメン男子20人の泣き顔で表現した」んだそう。ちなみに井戸田潤はこの曲が発表される10か月ほど前に離婚しているので演技ではなくガチの涙かもしれない。色んな意味で話題性十分な豪華なPVだったのだ。この豪華さはレコード会社の期待値も高かったことの表れであろう。

 肝心な曲はというと美しいメロディー心に残るサビの旋律「別れ」を素直に歌った歌詞も純粋さが感じられて好印象である。間違いなく名曲である。

 が、しかし期待したほど話題にならずヒットもせずであったのだ。なぜだ!なぜなのだ!?今からでも遅くない、みんなに聞いてもらいたい傑作なのだ。
 ギターの弾き語りをする人にも良さそうである。ギターデュオなんか最高だろう。気になった方はぜひ!

さよならはさよなら コード譜

 


 サッカー・ワールドカップも日本の善戦で盛り上がっているが、私の中でサッカーと言ったらこの曲である。調べてみたら2010年のNHKのFIFAワールドカップ中継・ダイジェストのテーマ曲だったそうなのでもう8年経っているが全然古さは感じない。

 Superflyの一番の魅力は越智 志帆(おち しほ)の圧倒的な歌唱力だろう。この曲でもいかんなく発揮されており爽快感がスゴイ!越智ハンパないって!バンドサウンドもゴキゲンであり、聴いてるだけでエネルギーが湧き上がってくるようだ。

 今年のワールドカップ中継テーマ曲のサチモスも悪くはないがサッカーに似合うエネルギッシュさはこちらの方が上だろう。「タマシイレボリューション」を聴いて日本代表を応援しましょう!

タマシイレボリューション コード譜

 ラムジほど再結成が望まれるユニットがあるであろうか?ラムジはボーカルの山下祐樹とギター兼プロデューサーの井上慎二からなる2人組ユニットである。

▲曲は最高なんだが、PVが…普通にシンプルなラブストーリーで良かった気がする。あとPVにセリフを入れるのはやめて欲しい…

 井上氏は多くのアーティストに楽曲を提供する実力派ソングライターである。日本レコード大賞優秀作品賞を2回受賞している。
 この才能あふれるソングライターとボーカル山下
祐樹が運命的な出会いを果たす。山下は22歳の誕生日に何の当ても無く「歌いたいから」という理由で上京したという。井上は初めて会った時の山下の印象を「雨に濡れて震える子羊のような容姿だった」と語っている。そこからアニメの子羊のキャラクター「ラムヂーちゃん」からユニット名をラムジと命名,活動を開始した。

 一聴して感じるのは山下の声のすばらしさである。透明感のあるよく通る声であるにもかかわらず絡みつくような粘り強さも併せ持っている。そしてこの艶っぽい声を井上の楽曲が120%生かしている。大人っぽく、ドラマチックな雰囲気に山下の声がバッチリはまっているのだ。

 楽曲が声の魅力をひき出し、声が楽曲をより輝かせる。この幸福な関係も残念ながら2013年3月にラムジ解散をもって終わりを告げた。山下の音楽活動休止に伴う解散だという。活動休止の理由は明らかにされていない。

 もうあの声を聴けないのかと思うと残念でならない。期間限定でもいいからぜひもう一度再結成して欲しいものである。
 

 ラムレンジャー コード譜 

↑このページのトップヘ